難波 弘之<なんば ひろゆき>
キーボード・作曲・編曲・SF作家
1953年 9月9日生 東京巣鴨に生まれる。
1957年 ピアノを始める(高木幸三氏、青山三郎氏に師事)。
1966年 SF同人誌「宇宙塵」に参加。
1967年 友人とバンドを始める。
1968年 「青銅色の死」で安倍能成文学賞受賞。
その後、夢枕獏らと同人誌活動を続ける。
1973年 学習院大学在学中より、プロ・ミュージシャンとして活動を始め、作曲家 三枝成彰と出会う。
1975年 金子マリ、鳴瀬喜博等と《バックス・バニー》を結成。
1978年 フリーとなり、さまざまなジャンルのミュージシャンのレコーディングやセッションを開始。
1979年 1stアルバム「センス・オブ・ワンダー」(キング)
山下達郎のツアーに参加(~’82年まで)。
1981年 2ndアルバム「パーティー・トゥナイト」(RVC)
自己のグループ《センス・オブ・ワンダー》を結成。
1982年 3rdアルバム「飛行船の上のシンセサイザー弾き」(RVC)
SF短篇集「飛行船の上のシンセサイザー弾き」(文化出版局)発表。
シングル「キーステーション」(シャープのCM曲、自らも出演)
1983年 12インチシングル「WHO DONE IT?」(RVC)
プロモーションビデオ「WHO DONE IT?」(RVC)
映画「里見八犬伝」、アニメビデオ「ダロス」、TBS‐TV「胸さわぐいちごたち」などの音楽を担当。
FM東京「ザ・ミュージック」のDJを担当(~’86年まで)。
1984年 NTV「25才たち・危うい予感」の音楽を担当。
サウンドイメージアルバム「真幻魔大戦」(徳間ジャパン)
サウンドイメージアルバム「グリーン・レクイエム」(キングレコード)
1985年 4thアルバム「ブルジョワジーの密かな愉しみ」(RVC)
NHK教育TV「ベスト・サウンド」の司会・講師を務め、自己のバンド《センス・オブ・ワンダー》もレギュラー出演。
「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」(キャニオン)サウンド・プロデュース。
SF短篇集「飛行船の上のシンセサイザー弾き」早川書房で文庫化。
1986年 5thアルバム「N氏の天球儀」(RVC)
TBS‐TV「セーラー服通り」の音楽を担当。
ベスト盤CD「ベストパック難波弘之」(RVC)
1987年 《センス・オブ・ワンダー》、バンドとしてデビュー。
アルバム「シンフォビート」、シングル「RAIN]発表。
アルバム中の「オープソニター」が、テレビ朝日「人間ホットアイ」のテーマ曲になる。
集英社コバルト文庫から「ときめき ROCKIN’WAY]を出版。
アニメビデオ「デジタルデビル・ストーリー」サウンド・プロデュース。
1988年 東京音楽大学講師となる。
ゲームミュージック「ソーサリアン」「イースII」(キング)のサウンド・プロデュース。
以後、このシリーズを多数手掛ける。
「センス・オブ・ワンダー」の2ndアルバム「AQUAPLANET」
「7 1/2<Seven Half>」シングル(BMG ビクター)
SFアニメビデオ「宇宙の戦士」サウンド・プロデュース。
是方博邦スーパー・プロジェクトに参加。
1989年 テレビ朝日系「いつか行く旅」の音楽を担当。
テレビ東京系アニメ「桃太郎伝説」の主題歌と音楽を担当。
TBS「平成名物TV イカすバンド天国」(通称「イカ天」)審査員。
審査員バンド(PANTA、森雪之丞、鳴瀬喜博ら)で演奏も行う。
1990年 アコースティック・ギタリスト/中川イサトのアルバム「Water Skipper」
(テレビ朝日「いつか行く旅」のテーマ曲「Witch Way」を含む)の作曲及び編曲。
1991年 短篇集「鍵盤帝国の劇襲」を早川書房 JA文庫より出版。
女性ロックバンド《ベティ・ブルー》のアルバムを大谷令文と共同プロデュース。
アニメ「創竜伝」の音楽を担当。
山下達郎のコンサート・ツアーに10年ぶりに参加。
1992年 元ARBの白浜久、元マリノの大谷令文と、ユニット《S.O.N》を結成。
アルバム「光の街」(東芝EMI)をプロデュース。
1993年 是方博邦と共にテレビ東京系音楽クイズ・バラエティ「クイズ タモリの音楽は世界だ!」にレギュラー出演。
1994年 TBS系テレビドラマ「スチュワーデスの恋人」の音楽を担当。
「山下達郎 SINGS SUGARBABE」に参加。
桐朋学園短大講師就任(~98年)。
1995年 米川英之(元C-C-B)の3rdアルバム「azul」プロデュース。
SFアニメ「アミテージ・ザ・サード」(パイオニア LDC)の音楽を担当。
初のキーボード教則CD「Synthe of Wonder」(日本通信教育センター)を発表。
吉田美奈子のツアーに参加。
その一環として吉田美奈子(Vo)とピアノ・デュオで新宿ピットインに出演。
1996年 アニメ「BURN-UP W」の主題歌及び音楽を担当。
NHK連続テレビ小説「ひまわり」(主題歌:山下達郎)の音楽を担当。
《レッド・ウォリアーズ》復活武道館LIVEに参加。
1997年 トッド・ラングレン・トリビュートアルバムに参加。
「何曲わかるでしょう?」とばかりにメドレーに挑戦。アレンジはもちろんプログレ。トッド自身がミックス。
野獣王国(是方博邦、東原力哉、鳴瀬喜博、難波弘之)のCD「野獣王国 LIVE」発売(ブラックボックス)。
《レッド・ウォリアーズ》のアルバムとツアーに参加。
元ノヴェラのヴォーカリスト五十嵐久勝とユニット《ヌーヴォ・イミグラート》を結成し、
センス・オヴ・ワンダーのメンバーBass根岸孝旨、Drそうる透、など豪華ゲストを迎えたCD「ヌーヴォ・イミグラート」発売(トライクル)。
1998年 TOKIOのアルバムのアレンジ、シャムシェイドのレコーディングなどに参加。
セガサターンのゲーム「街」のサウンド・プロデュース、及びオリジナル・サウンドトラック「街」発表(ポニーキャニオン)。
フジテレビSFアニメ「DTエイトロン」の音楽を担当(4/18~11/6 on air)。
「手塚治虫」トリビュートアルバム「アトムキッズ」に参加、1曲を担当(ワーナー)。
野獣王国のCD「パワー・ジャングル」発売(キング)。
7年ぶりの「山下達郎」のツアーに参加。
1999年 クラリネット奏者「赤坂達三」のアルバム曲のアレンジ。
「山下達郎」のツアーに参加。
「吉田美奈子」のツアーに参加。
北野チャンネルスペシャル「ビートたけしトリ・BEATライブ」に参加。
野獣王国のCD「スイート&ザ・ビースト」発売(キング)。
野獣王国、全国24ヵ所をツアー。
2000年 レコーディングに参加した是方博邦ソロ・アルバム「PLANET GUITARMAN」発売。
ZABADAKのライブに参加。
増田隆宣(B’zのkb)と石黒彰の3人で、エッグマンでジョン・ロードナイトのライブ。
ゴンザレス鈴木からの要請でソウル・ボッサ・トリオのレコーディングに参加。
テレビ東京系アニメ「トランスフォーマー/カーロボット」の音楽プロデュース。
84年のイメージ・アルバム CD「真幻魔大戦」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)再発される。
音楽雑誌「ストレンジ・デイズ」の企画“ミッシング・ピーセズ・シリーズ”により、
BMGファンハウスからRVC/AIR、BMGビクター時代のソロ・アルバム4枚と、
SOWのアルバム2枚すべて、リマスタリングのうえ再発される。
野獣王国「フル・ファンタジー」(キングレコード)発売。
ドラムに小森啓資を迎える。
初めてのピアノ・トリオA.P.J.を結成。
水野正敏(Bass)のプロデュースにより、アルバム「A.P.J.」をキング・レコードよりリリース。
ドラムは山木秀夫。(ライブから池長一美に交代)
2001年 SENSE OF WONDER結成20周年記念2枚組ベスト盤「2001:A WONDER ODYSSEY」(BMGファンハウス)をリリース。
東京FMホールにて記念コンサートを行う。
プロ・デビュー25周年記念ライブ“Thanks To Singers”をON AIR EASTで行う。
ゲスト・ヴォーカリストに金子マリ、吉良知彦、大木理紗、ダイヤモンド ユカイ、山下達郎を迎える。
「SFマガジン」11月号の音楽SF特集で山下達郎と対談。
久々に短篇「TOO OLD TOROCK’N ROLL,TOO YOUNG TO DIE」を発表。
難波プロデュースによる野獣王国「幻想水滸伝音楽集」をコナミよりリリース。
久々のゲーム・ミュージックのアレンジ・ヴァージョン。
NHK「なんでもQ(むしまるQ)」の 「ぞうがめ」を作曲。
CD「むしまるQゴールド2000」発売 (日本コロムビア)。
NHK「放送大学 大学院」テーマ音楽担当。
2002年 山下達郎、竹内まりやのバックバンドのメンバーによるNelson Super Projectで、アルバム「Nelson Magic」を制作。
山下達郎RCA/AIR YEARSのツアーに参加。
その合間にNelson Super Projectもパラサイト・ツアーを敢行。
難波弘之&SENSE OF WONDER 13年ぶりの新譜「Earth Side」をクールコーポレーションよりリリース。(入手方法はこちら)
東名阪でライブ。
東京音楽大学助教授に就任。
JASRAC講座「ミュージック・ジャンクション」第五回の講師として「21世紀、リアル・ミュージシャンのサバイバル大作戦」を講演。
野獣王国 5thCD「CANDY」(コナミ)発売。
A.P.J. 2ndCD「Labyrinthos」(コナミ)発売。
ドラムに池長一美を迎える。
2週間に渡るジャズ・クラブ・ツアーを敢行。
2003年 センス・オブ・ワンダーLive DVD&CD「EARTH SIDE TOUR 2002」をリリース(自主制作:COOL)。
ヌーヴォ・イミグラート 2ndアルバム「Nuovo Immigrato 2」をリリース。
「クラシックファンのためのロック講座」を恩師 高木幸三氏(横浜国立大学名誉教授)を迎えて開催。
斉藤ノブをリーダーとする歌ものユニットVibesに参加。
1stアルバ ム「Vibes」(コロムビアミュージックエンタテインメント)をリリース。
第6回 津山国際総合音楽祭 「三枝成彰が1981年に書いたロックのミサ」に参加。
演奏曲目は、久々に再演された「ラジエーション・ミサ」。
2004年 水野正敏(b)&青柳誠(pf)、水野正敏(b)&難波弘之(pf)によるダブル・デュオ・アルバム「DuoDuo」(VME)をリリース。
クロスオーバー・ジャパン(代々木第一体育館)の高中正義セッションに参加。
和田アキラ(G)、永井敏己(B)、長谷川浩二(Dr)とのインスト ・ユニットExhiVision、
1stアルバム「ExhiVision」(ZiZO)をリリース。
Vibes 2ndアルバム「Vibes Ⅱ」をリリース。
稲垣潤一の名曲カバー・アルバム「Revival Ⅱ」にアレンジと演奏で参加。
二胡奏者・曹雪晶のアルバム「悠久的旋律 二胡」にサウンド・プロデュサー、アレンジャー、プレイヤーとして参加。
2005年 PS2ソフト「ヘビーメタルサンダー」の音楽に参加。
マイケル ・シェンカーと共演。
クロスオーバー・ジャパンの高中正義セッションに参加。CD&DVD化される。
「三枝成彰2005 2つの幻」でサントリー・ホールに出演し、「ラジエーション・ミサ」を再演。
劇団キャラメル・ボックスのライブ「CARA ROCK」(サンシャイン劇場)にZABADAKとキャラメル・バックスの両方で参加。
2006年 A.P.J. 3rdCD「e」をVMEよりリリース。
春と秋にジャズ・クラブ・ツアーを敢行。
「NHKセッション 2006」に出演。また、野獣王国でも同番組に出演。
デビュー30周年記念盤「難波弘之 ゴールデン・ベスト」をBMGジャパンからリリース。
葉加瀬太郎バンドのメンバーとして、東京と大阪で開催された「情熱大陸スペシャル・ライブ サマータイム・ボナンザ2006」に出演。
デビュー30周年記念トークイベント「30周目の天体観測」を、NAKED LOFTにて開催。
2007年 東京は新宿ロフト/晴れたら空に豆まいて/渋谷エッグマン、京都はRAGにて、30周年プラスワン記念ライブを開催。
そうる透、田辺モット、松本慎二、金子マリ、土屋昌巳、北島健二、
根岸孝旨、上野洋子、仙波清彦、鬼怒無月、松永俊哉ら、多彩なミュージシャンが参加。
’87SOW(小室和幸、小森啓資)で、世界SF大会(横浜・みなとみらい)に出演。
ExhiVisionの2ndアルバム 「OVEREXPOSURE」(COSMIC BALANCE)をリリース。
野獣王国の6thアルバム「PEACE」(VME)をリリース。
高中正義ライブ「南東風」に参加。DVD化される。
2008年 ネルソン・スーパー・プロジェクト2nd「Nelson Motown+」(ユニバーサル・ミュージック)リリース。
モータウンのカヴァー集。
「難波弘之 ゴールデン☆ベスト」(ユニバーサル・ミュージック)リリース。
BMG盤に続く二枚目のゴールデンベスト集。
ExhiVision「BEYOND THE EARTHBOUND」(ユニバーサル・ミュージック)リリース。
吉祥寺シルバーエレファントのライブを収録。
「EDEN」(ソニー・ミュージック・ダイレクト)初の一人打ち込み作品。
旧RVC・BMGのソロとバンド(SENSE OF WONDER)作品6枚、リマスター・紙ジャケで再リリース。
ディスクユニオン プログレッシブ・ロック館で一日店長をつとめる。
2009年 米川英之ライブに参加。
野獣王国 ライブDVD「BRAVO!」リリース。
浦沢直樹ライブ@新宿ロフトに参加。
話題となったタマホームのCMで「Burn」を演奏。
難波トークイベント「難波弘之ナイト2009」@お台場TOKYO CULTURE CULTURE開催。
(ゲスト 大槻ケンヂ、とり・みき)。
「証言! 日本のロック70’s」Vol.1(アルテス出版)を上梓。
日本のロック史に残るミュージシャンをゲストに、新橋ZZで行われたトークをまとめたもの。
難波弘之1stソロアルバム「センス・オブ・ワンダー」と、イメージ・アルバム「グリーン・レクイエム」
キング・レコードより紙ジャケ/リマスターCDリリース、2010年紙ジャケ大賞J-ROCK/POPS部門賞。
ヌーヴォ・イミグラート ライブCD「4 the LOVE EYE had」リリース。
ヌーヴォ・イミグラート ライブDVD「Nuovo Immigrato LIVE ヌーヴォーグ2011 ~いつか、青空のように・・・」リリース。
SENSE OF WONDER 久々の全国ライブハウス・ツアーを行う。
2010年 SF作家 野尻抱介と初音ミク対談。
ZABADAK単独公演と演劇集団キャラメル・ボックスのライブに参加。
難波トークイベント「難波弘之ナイト2010」@お台場TOKYO CULTURE CULTURE
(ゲスト 織田哲郎)。
元スペクトラムのトランぺッター兼崎ドンペイ順一の還暦ライブに参加。
是方博邦デビュー35周年記念ライブ(目黒ブルースアレイ)に、本多俊之をゲストに野獣王国で出演。
「証言! 日本のロック70’s」Vol.2 出版(アルテス出版)。
山下達郎29年ぶりの野外ライブ 石狩ライジング・サン出演に参加。
竹内まりや 10年ぶりのコンサート(日本武道館、大阪城ホール)に参加。
2011年 演劇集団キャラメルボックス「夏への扉」世界初舞台化の音楽に参加、サントラCDもリリース。
「The Door Into Summer」(歌は玲里)と「目醒めの空(あお)」(歌は難波)を提供。
作詞は玲里、演奏はSENSE OF WONDERと吉良知彦。
SENSE OF WONDER 30周年記念ライブ・ツアー。
玲里 1stアルバム「Kiss&Fly」(読売テレビエンタープライズ)に参加。
フクシマレコーズを立ち上げ、コンピ・アルバム1st「Good Days」リリース。
臼井健「Singer Traveler Songwriter」に参加。
ロジャー高橋、生誕50周年祭りにGENKI(人見元基)バンドで出演。
The HITS!?「Hot Chili」(スマイル・カンパニー)リリース。
元くるりの森信行(Dr)と、ROOT SOUL池田憲一(B)とのオルガン・トリオで、CDはレッチリのカヴァー集。
フクシマレコーズ第二弾「声を出して」リリース、ジャケットは浦沢直樹。
ヌーヴォ・イミグラート 3rdアルバム「UNDERWATER」をリリース。
2012年 東京音楽大学教授に就任。
フクシマレコーズ第三弾「ヴァニラ」(女性アーティスト特集)リリース、ジャケットは手塚治虫。
玲里 2ndアルバム「Never Let Me Go」(読売テレビエンタープライズ)に参加。
フクシマレコーズ第四弾「明日への扉」リリース。
2013年 27年ぶりとなるソロ・アルバム「Childhood’s End~幼年期の終わり」(キングレコード)リリース。
演奏はもちろんSENSE OF WONDER。
フクシマレコーズ第五弾「OTO LOVE」リリース。
2014年 アニメ「スペース☆ダンディ」の音楽制作に参加、サントラのコンピ・アルバム(ビクター)を2枚リリース。
マツモトキヨシのCM音楽を制作。
山下達郎マニアック・ツアー、竹内まりや久々の全国アリーナ・ツアーに参加。
念願叶って(笑)スギテツプレゼンツによる、
初の鉃道コンピ・アルバム「夢の超特急楽団」(キングレコード)にインスト曲「256001」を書き下ろし参加。
2015年 秋元才加とEXILEのNAOTO主演の映画「マンゴーと赤い車椅子」の音楽を担当。
鉄道コンピ・アルバム「恋する鉃道」(シャイグランス)に自身の歌もの「ODEN~往時電車」で参加。
山下達郎40周年コンサート・ツアーに参加。
オリンパスの、ミラーレス一眼 OMーD EMー1/M ZUIKOレンズのCM音楽を担当。
大阪では初のトークイベント「なんばに近いワンダーランド」
(ゲスト 髙嶋政宏)開催。
2016年 音楽生活40周年を迎える。