こんなこと2014

<仕事納めました!>

 竹内まりやアリーナ・ツアーは週末が多く、間に ExhiVision や ERA スペシャルなどの悪辣なライブ(笑)を行っていたせいか、あまり”あっという間”な感じはありませんでした。
 最後の武道館二日間は、本当に暖かい雰囲気で、お客さんも楽しんで下さったようです。
 それにしても、広島の初日から徐々に長くなって行く MC、やっぱり似た者夫婦なんだなあ(笑)、と思いました。

 来年は達郎の40周年があるので無理かもしれませんが、近い将来、また彼女のライブが実現すると良いですね!

 実に8年ぶりに4枚目のアルバム「流線型のもつれ」をリリースした A.P.J.、久々に浜松のハァーミットドルフィンと荻窪ルースターでライブを行いました。
 どちらも荒天に恵まれ大盛況で、ありがとうございました。
 それにしてもハァーミットドルフィンのナンとカレーは本格的!
 美味しかったです。

 新年にも渋谷のラストワルツでレコ発ライブを致します。
 是非お運び下さい!

 という訳で、今年は夏から秋に書けて怒濤の超過密スケジュールでしたが、何とか無事に年の瀬を迎えられそうです。

 仕事を収めた、と書きましたが、実はまだ原稿2本書かなきゃいけません(笑)。

 新年は、A.P.J. と野獣王国ライブで幕開けとなります。

 どうぞ皆さん、良いお年をお迎え下さいませ。

 写真は、佐々木久美ちゃんからもらったまりやさんツアーのものと、浜松からの帰りに、新幹線車内からガラケー(笑)で撮った富士山です。

おや、後ろ向きなのはどこかで見た人かな?

武道館にて、伊藤広規と。

大阪城ホールで贈られた、まりや特大ケーキ。
 保冷剤で保存ののち、ヒルトンホテルの打ち上げ会食にて供されましたが、超美味でした。
 ジャケットまでデザインされていますよ。

まりやさん楽屋

達郎楽屋

メンバーやスタッフ用のオールエリア・パス

<映画の音楽を書きました>

 仲倉重郎監督「マンゴーと赤い車椅子」
 秋元才加主演、EXILEのNAOTO、三田佳子さんらが出演。
  来年早々に公開予定です。
 詳しくは、分り次第お知らせします。 

<金子マリ、還暦誕生日会ライブ、良い夜でした!>

 これでメンバー全員、還暦になってしまいました。  

 Charよりマリの方がちょっと先輩だから、彼は来年、赤いちゃんちゃんこです。

 マキちゃんが楽屋で泣いていて可愛かったです。

 美潮ちゃんが楽屋で食べまくっていて可愛かったです。

 あっくんとケンケンが強力なグルーヴでした。

 バックスバニーは初老のバンドになってしまいましたが、まだまだ頑張ります。

 はるばるおいで下さった在日関西人の皆さん(笑)、ありがと!

<竹内まりやアリーナツアー、始まりました>

 ご本人の声の調子も良く、大変良いコンサートになっていると思います。

 それにしても、とても59歳とは思えない美声と、アイドル並みのキュートなステップ、スリムのジーンズがこんなに決まる女性はいないのでは?
 メンバー全員、彼女の魅力にすっかりやられちまってます。

 コンサートは、とても和やかで清浄な空気感に包まれています。

 広島初日前のゲネプロでは、ステージが広いので、いつもと違ってベースアンプの生音が聴こえず、バランス取りや音決めに時間がかかりましたが、本番は良い感じでした。

 プラチナチケットをゲットされた皆様、どうぞお楽しみに!

<いよいよ、竹内まりやアリーナ・ツアー開始>

 プラチナ・チケットをゲットされ、楽しみにしている方もいらっしゃると思いますが、実に33年ぶりのツアーだそうです。
 リハーサルでは、あれもやりたい、これもやりたいと、延べ30曲以上を試しましたが、ようやく20数曲に絞り込み、通しリハを行いました。
 なかなか良い感じに仕上がっているのではないかと思います。

 今回は、エレピの曲が少なくて、ピアノの使用頻度が高いため、調律師の桑名さんにお願いして、全国の会場にヤマハのフルコンを運ぶことにしました。 
 会場ごとにレンタルすると、どういうコンディションのピアノが来るか当日までわからず、奏者もPAのエンジニアも、弾き方や音決めに苦労するからです。

 アリーナ・クラスのコンサートで、生のピアノを使うアーティストは、なかなかいないのではないか、と思います。

 色々な意味で、どうぞお楽しみに! 

<もう11月! 時の経つのは早し!>

 早いもので、もう11月ですね。
 いやあ、めまぐるしい。

 1日は、手塚治虫FCのイベントで、手塚るみ子さん、中野晴行さんとトークしました。

 るみ子さん、宝塚の手塚治虫記念館で、何と忌野清志郎展を企画されるそうです。
 素晴らしい!
 まりやちゃんの大阪の時に足を延ばしてみようかな。

 実は、 RC サクセションのオリジナルのレコードの「雨上がりの夜空」「ステップ」「上を向いて歩こう」は僕が弾いているんですよ、とお話ししたら、びっくりされていました。

 虫プロが万博の時に制作したアニメや、手塚先生も参加した社員旅行など、貴重な映像も多数見る事が出来ましたし、久々に手塚眞さんともお会い出来て嬉しかったです。

 2日の渋谷七面鳥のライブは、出演者の音楽性がどれも見事に違って、滅茶面白かったです(笑)!
 僕は久々に弾き語りをやりました。

 そして、まりやさんのリハ。
 つい半月前まで「ピンク・シャドウ」を演奏していたのと同じバンドとは思えない(笑)ほど、バラエティに富んだ数々の曲を試しています。

 もう33曲。
 さて、どうやって絞り込むんでしょうか?

<キドキラカタンレイリナンバとプログチキン、終わりました!>

 ”晴れたら空に豆まいて”での二回目となったこのシリーズ、今回もまた、濃い内容のライブとなりました。

 吉良知彦がフレットレス・ベース弾きたさに選曲したと思われる(笑)玲里が初めて歌ったケイト・ブッシュや、英語と日本語ヴァージョンを織り交ぜて歌った”練習するのも恥ずかしい”「アナ雪」、達郎のマネージャーやスタッフが見に来ているのを内緒にしていた日比谷カタン熱唱の「ライド・オン・タイム」など、相変わらず狂ったような組み合わせでした!

 プログチキンは二日目に、昨年のヌーヴォ・イミグラートに引き続き、今年は SENSE OF WONDER で出演しました。

 そうる透のスケジュールの関係で、三人揃っての直前のリハが出来ず、春のライブの時に録っておいたマルチの録音データからドラムだけを再生し、それに合わせながらの、松ちゃんと二人での練習となりましたが、さすがに長年一緒にやっているだけあって、ソロなど長さが不定のところも、ドラムのフレーズを聴いていると次のセクションに行くのがよくわかり、全く問題ありませんでした。

 当日は最初の出番の ZABADAK に二曲だけ参加しましたが、いつも一緒に演奏している曲を傍観者(他人事、笑)として聴く、という不思議な体験をしました。

 若さ大爆発! 超絶技巧のメタル・インストの D_Drive の次は、主催者の BARAKA の大人の風格漂う演奏。

 昨年は時間が押しに押してしまい、トリの FENCE OF DEFENCE の登場が10時を回ってしまいましたが、今年はほぼオン・タイムで、僕らは9時半から一時間ほど、楽しく演奏させて頂きました。

 一日目に出演していたアンジーさんが、そのままチキンで行われた打ち上げにだけ、わざわざ駆けつける(笑)など、出演者やスタッフ和気藹々の飲み会が深夜にまで及びました。

 来年はチキンジョージ35周年だそうです。
 何か面白い企画で参加出来ると良いな、と思っています。

<達郎マニアックツアー、終了!>

 AirMac のトラブルのため、アップが遅れてしまいました。すみません。

 大阪フェスティバルホールで楽日を迎えた後、僕とコーラスの佐々木久美ちゃんは仕事で東京に戻り、翌日、改めて名古屋ボトムラインに向かいました。

 野獣王国でボトムが満員になったのはもう十数年前の話。
 最近、名古屋でのライブは動員がなかなか難しく、それでも金子マリ&バックスバニーの頃からお世話になっている ell の平野さんや、ボトムラインの蔵原さんは、嫌な顔ひとつせず、僕らのライブをブッキングして下さっています。
 いつか、何かお返ししなければなあ、とかねがね考えておりました。

 そんな時、達郎が「ライブハウスをまたやってみたい」という考えを持っている事を知り、新宿ロフトや、京都RAG、目黒のブルースアレイなどを提案したところ、スタッフが下見に来たり、秘かにチャンスを窺っておりました。

 今回、たまたま小屋の空き日と、この忙しいメンバーとスタッフ全員の日程が奇蹟的に合い、実現しました。

 問題は、ステージに楽器とメンバーが全部乗るのか? という事でしたが、さすが熟練のチーム、達郎の弾き語りは僕のエレピでやる事にして、見事にアコースティック・ピアノやハモンドB-3も含め、全て乗りました。

 ボトムのヤマハのピアノは、以前、僕のピアノ・トリオ A.P.J. でなかなか素晴らしい鳴りであることを確認済みでしたが、今回はエレクトリックのバンドであったもかかわらず、全く問題ありませんでした。

 リハーサルから達郎は「ホールよりライブハウスの方がやりやすい」と上機嫌で、19時過ぎにいよいよ開演。

 今回は一人のお客さんばかりだったので、300人でぎっしりの会場なのに、開演前はいつものガヤがなく、異様に静かで心配でしたが、メンバー登場と共に盛り上がって下さってひと安心。

 一部はほぼ今回のツアーに沿って進行しましたが、休憩をはさんだ二部は、今はなき昔の六本木ピットインや金沢ジャクソンのセットを思い出させるようなセッション曲(久美ちゃんや三谷君もオルガンやピアノのソロ回しに参加!)も飛び出し、会場は大いに湧きました。

 表で録音車を停めてライブを録っていたら、アシスタントの子に一万円札を示し、「チケットを取れなかったので、車の扉を開けて聴かせてくれ」と頼む強者が現れる(笑)など、今回も様々な話題には事欠きませんでした。

 終了後はスタッフも交えて大宴会を催し、思い出に残る楽しい一夜となりました。

 ご来場下さいました皆様、ありがとうございました。
 次は奥方のまりやさんツアーに参加します。    

<ケンバン★マン、疲れました(笑)!>

 楽しいライブではあったのですが、久しぶりにどでかくて重いアナログ・シンセを何台も並べたので、音色作りや切り替え、そしてMCや進行もしなくてはならず、神経が疲れました。
 古い機材が多かった割に、不安定にならずに、ちゃんと働いてくれました。

 参加して下さったミュージシャンの皆さん、おいで下さり、楽しんで下さった皆様、ありがとうございました。

 曲決めや機材の選定など、開催に漕ぎ着けるまでは非常に大変でしたが、またぜし(笑)やりたい企画ではあります。
 そのうち、オルガンマン、なんて企画もやりたいですね。

<御礼と、ここ最近のことなど>

 皆様より誕生日祝いのお言葉を多数頂きまして、誠にありがとうございました。

 もう61歳だというのに空前の忙しさで、ありがたいことではあるのですが、もう少し労って欲しいです(笑)。

 ここ半月程を振り返ると

 8月

 16日 達郎@石狩湾ライジングサン(会場にて打ち上げ、ホテルに真夜中帰り)
 17日 人見元基リハのため、早朝の飛行機で東京へ戻り
 18・19日 人見元基リハ
 20・21日 達郎@大阪フェス
 23日 人見元基 東京キネマ倶楽部
 25・26日 達郎@福岡サンパレス
 27日 朝の飛行機で戻り、ケンバン★マンのリハ
 28日 山崎ふみこ@JZブラッド
 29日 達郎リハ
 30日 達郎@スペースラブシャワー山中湖

 9月
 1日 野獣王国@目黒ブルースアレイ
 2日 ケンバン★マン リハ
 3日 達郎@岩手県民
 4日 達郎@郡山市民文化 ギリギリ日帰り(笑)
 5日 かの香織さんの紀尾井町のスタジオで、新幹線50周年記念スギ&テツのコンピアル    バム用曲録音 
    夜は江戸川乱歩賞パーティ@帝国ホテル
 6日 五十嵐公太&Tag 王子と野獣@高田馬場音楽室
 7日 日本SF展にて、浦沢直樹とトーク&ライブ@世田谷文学館
 8・9日 達郎@仙台
 10日 朝の新幹線で戻り、よみうりランドのKORG本社でピアノ新音源の試奏
    夜は音響ハウスでシンコーミュージック「DIG」のハイレゾ音源取材
 12日 ケンバン★マン@東京キネマ倶楽部
 13・14日 達郎@金沢歌劇座
 16日 大学講義日
 17・18日 達郎@名古屋センチュリー

 ざっとこんな感じです。
 「なんだ、休みの日があるじゃないか」と思われるかもしれませんが、野獣や山崎ふみこ、五十嵐公太、浦沢直樹は、いずれも事前のリハがないため、資料を聴きながら譜面をチェックしなければなりませんので、それでほとんど潰れてしまいます。

 まあ、それでも本は読んでますし、こんな日記も書けるのですから、まだ余裕があるのかも(笑)。

 今月を過ぎればちょっと楽になるので、それまで頑張ります!

<世田谷文学館の日本SF展で、浦沢直樹さんとトーク&ライブ>

 このところ非常に忙しく、まだ見ていなかったので、少し早く会場に入って、じっくり見学させて頂きました。
 なかなか充実した内容でした。
 無性に”昭和の日本SF”を読み返したくなりました。

 閉館後に行われたトーク&ライブは、お陰様で大盛況でした。
 僕のピアノを聴きながら浦沢さんが絵を描く、という、打ち合わせなしの企画が、最も受けたようです。

 浦沢さんはトークも絶好調で、非常に楽でした。
 ただ、内容がやや危険な領域に入りそうになる(笑)ので、ちょっとドキドキしましたが……

 終了後のサイン会(長蛇の列でした)でも「楽しかった」というご感想を沢山頂きました。
 お乞い頂いた皆様、ありがとうございました。

<9月12日、ケンバンマンではこんなシンセを使います!>

 松武秀樹さんと桑原あいさんと、3人だけで先行リハ(パート分け、音色作りなど)しました。

 出たあ! モジュラー・モーグ! 愛称は”箪笥”(笑)。

松武さん還暦記念にローランドから贈られた特別仕様の赤いシンセには、”ヒデキ、カンレキ”の文字が(笑)!

 久々に浜松の楽器博物館にしかないコルグの初号機、デカ・オルガンもセットしました!
 僕が最初にゲットしたキーボードです。
 その上にはKRONOS、Mini Korg 700sと、新旧の顔合わせです。

 ARP2600も使います!
 あっ、松武さんの勇姿も!!

僕のライブではお馴染みの Prophet 5 と、いつも録音でしか誓った事がない Oberheim Matrix 12 も初めてステージに登場します。

<野獣王国ライブ>

 生憎の雨の中、お越し頂きましてありがとうございました。
 今年は”ゴジラ60周年”ということで、久々に「ゴジラ」を演奏しました。

 メンバーのスケジュールが合わず、恒例の年末のRAG公演も二年連続で開催出来ないため、今年二回目にして今年最後(笑)のライブとなってしまいましたが、新年早々にライブを企画しておりますので、また是非おいで下さい! 

<達郎@福岡サンパレス、ヤマハの新しいピアノを弾きました>

 達郎マニアック・ツアー、当初の心配(ヒット曲や有名定番曲をやらないため、もし、お客さんにシーンとされたらどうしよう?)はどこへやら、各地で大受けで、良い感じで続いております。

 会館クラスで全国ツアーをやるアーティストが減るなか、しかも、クラシックやジャズではないバンドで生ピアノを使うこともあまりなくなっております。
 そのためか、ピアノのコンディションは気になるところです。
 会場によって毎日違うピアノを弾く訳で、使われる機会が減ったためか、正直言ってあまり状態の良くない会場もあります。

 福岡サンパレスも、昨年まではそれに悩まされました。

 ところが、今回、大英断により、新しいピアノが購入され、僕がその二千万円のフルコンを始めて弾くピアニストになる、という光栄に浴しました。

 本来はPAを通すようなものではなく、クラシックのコンサートに使う格調の高いピアノです。

 もちろん新品なので、まだ弾き込まれていませんが、音は柔らかいものの、バランスが大変良く、PAを通しても意外と良く鳴ってくれました。

 誰も弾かないとピアノも成長しないので、どんどんこのピアノを使って頂きたいです!!

<ゴールデンボンバーのレコーディングに参加しました>

 8月20日リリースのニュー・シングル「ローラの傷だらけ」(しかし、上手いタイトルだなあ、感心!)のカップリング曲「片想いでいい」と「愛について」の録音に参加しました。

 「片思いでいい」は、ドラムが村上ポンタ、ベースがねぎ坊、ストリングスが永井敏巳セッションでお馴染みの弦一徹ストリングス、という豪華メンバー。
 僕はピアノで参加しました。
 冒頭のピアノと歌の部分は、最近には珍しく、鬼龍院翔と二人で顔お見合わせて「せ〜の!」で一発録り、という気合いの入ったものでした。
 CDに関する考え方も、ネットで公開中の彼のインタビューからわかる通り、なかなか気骨のあるミュージシャンです。

 「愛について」は、ピアノとオルガン、シンセをダビングしました。

 曲は鬼龍院翔が打ち込みで作っており、佳曲です。

<ドキュメント映画「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」>

 マイク越谷さんからのお誘いで、達郎バンドの同僚柴田君と、試写会に行って参りました。
 佐橋君は残念ながらスケジュールが合わず欠席。

 「よくこんなものが残っていたなあ!」と驚くほど、貴重な映像満載の素晴らしい映画でした。

 SONY の試写室でしたが、BOZE のスピーカー・システムが素晴らしい音響を提供してくれました。

 良い映画なのですが、柴田君の意見によると、「欲を言えば、オールマン・ブラザーズ、レイナード・スキナード、ボノ(笑)などの部分を少し減らして、60年代の映像をもっと見たかったなあ。さらに、この土地に関するスピリチュアルな表現は、ちょっと過剰な感じがしました。」とのこと。
 さすがマニア!
 これには僕も同感です。

 でも、それを差し引いても十分見る価値はあります。
 見に来ていた金子マリが興奮してました(笑)。

 ぜひご覧下さい!

 なお、プログラム巻末の音楽用語の部分で、少し協力させて頂きました。

<ギターマン、シンセ篇 開催決定!>

 これまで、ギタリスト中心に開催して参りましたギターマン・ライブですが、ついに、日本シンセサイザー・プログラマー協会会長の松武秀樹さんからの提案で、GUITAR☆MAN #018『ケンバン★マン』(9月12日 金曜日、東京キネマ倶楽部)を開催することが決定しました

 ついに僕が、テクノポップやニューウエーブを演奏しそうです(笑)!  

<A.P.J. 4th アルバム、録音終了!>

 たった二日間で7曲。
 ジャズ・ピアニストなら当たり前なのでしょうが、なかなか大変でした。
 しかも、難曲揃いでした(自分の曲も含めて、笑)。

 でも、頑張って、結構良いテイクが録れたと思います。
 池長一美のブルージーな曲など、新しい試みもあります。

 秋にリリースする予定です。
 10月13日(日)には、桜木町ドルフィーで、先行レコ発ライブも決まりました。

 どうぞ皆様、お楽しみに!

<A.P.J.、8年振りの新作レコーディング!>

 長らくお待たせ致しました。
 この暑さの中、熱いレコーディングになりそうです。
 今回は ExhiVision の 1st をリリースした石原忍さん主宰の”しおさい”レーベルからのリリースとなります。
 乞うご期待!    

<達郎マニアック・ツアー、始まっております>

 皆様、暑中お見舞い申し上げます。
 いやあ、本当に蒸し暑いですねえ。
 ”北海道で雷雨”なんていうニュースを見ると、いよいよ日本も亜熱帯化しているなあ、といささか危機感を覚えます。

 お知らせが遅れましたが、達郎ツアー、今年も参加しています。
 実に34年ぶりに弾く曲などもあり、あの頃のツアーを思い出します。

 NHKホール公演には、ヤマザキマリさんととり・みきさんがお越しになり、何とお二人の合作「プリニウス」にサインばかりか、絵まで描いて頂きました。感謝感激感涙!!

 秋から冬にかけての竹内まりや超久々のドーム・ツアーにも達郎バンドごと参加します。

<モカキリ、ケンケン、クラムボンのミト、豪華面子参加のアニメ・イベント>

 注釈* ソールドアウトだったのと、監督のスケジュールが確定せず、トークの時間が当日まで決まらなかったので、HPでの事前告知は致しませんでした。悪しからずご了承下さい。

 昨日は、達郎リハがなければマウンテン・モカ・キリマンジャロのセッションに参加するはずだったアニメ「スペース★ダンディ」のライブハウス&クラブ・イベント。
 残念ながら、僕は渡辺監督とのトーク参加だけにしてもらいました。

 代官山のおされな UNIT に参集したのは、朝までオールのイベントのせいか未成年者はゼロで、ぱっと見”いかにもアニメ”の人は少なく、サントラに参加したそれぞれのバンドのファンが多い感じでした。

 オープニングはモカキリで、いきなりぶちかましてくれて、「さあ、踊れ!」と煽られて呆然と立ちすくむアニメ系の方も(笑)。

 DJもミトや、声優さんも参加して、なかなか本格的。

 トークはライブとは別のフロアで行われましたが、なにしろ DJ イベントに夢中の監督が打ち合わせに来ない(爆)という、まさにダンディを地で行くいい加減さ。
 禁断のネタ満載で、大爆笑の裡に終了しました。

 ケンケンのバンドも素晴らしく(アニオタだとは知らなかった、笑)、もっと見ていたかったのですが、通しリハの後で疲れていて朝までいるのは辛かったので、適当に F.O. させて頂きました。

 イベント会場入り口では、ビクターの社員がスタジオの玄関から持ち出した(笑)ビクターのシンボルがお出迎え。

<ZABADAK プログレナイト2014、終了!>

 大変楽しいライブになりました。
 終了後のメンバーの、この”良い顔”からもおわかりでしょう?

 今回は、久々にご一緒するパーカッションの藤井珠緒さんや、ヴァイオリンはもちろん、アコーディオンや三線、コーラスまで何でもござれの向島ゆり子さんがいたせいで、いつもより楽器を少なくして、楽させてもらいました(笑)。
 最小の5人バンド編成の時は、キーボード5台使って、なるべく CD の音を再現する方向で、結構大変な演奏をしていたのですが、今回は8人編成で各パートに余裕が出たうえ、よりアコースティックっぽいシンプルなアレンジになったので、ピアノ、オルガン、アナログ・シンセ(ミニコルグ700s)の3台で演奏してみました。
 安易に使ってしまいがちな(もちろん、音色はファクトリーのものではなく、いつも凝りに凝って新たに作ってはいますが)デジタル・シンセの Pad 音などを使わない演奏は、かえって新鮮でした(笑)。

 結果、各パートの音がそれぞれ良く聴こえる演奏になったようで、ファンの方々の反応も上々でした。

<ジム・ケルトナーとウィル・リーと共演しちゃいました(笑)。>

 臼井健改め臼井ミトンのニュー・アルバムのレコーディングで、ローズとウーリッツァーと B-3 とメロトロン(これだけは、さすがにシンセ)を弾きました。
 彼が向こうで録って来たトラックに重ねたのですが、Jim Keltner のドラムと Henry Butler のニューオリンズ・スタイルの強力なピアノ、Will Lee のベースがなかなか良い感じでした。
 リリースやライブが楽しみです。

<ドナルド・フェイゲン「ヒップの極意」>

 これは何と呼べば良いのでしょうか?
 自伝? 
 エッセイ? 
 まあ、”みたいな”感じの本です。

 音楽と歌詞からも想像がつくように、相当ねじ曲がった人です(笑)。
 でも、何だか魅力あるんだよなあ。

 ほとんど丸々、一章を費やして SF について熱く語っています。

 実は僕、SF おたくだった少年の頃、既に当時稀少本だった元々社最新科学小説全集のロン・ハバート「宇宙航路」は、やっと手に入れて読みました。
 結構好きな小説でした。

 やがて彼はサイエントロジーの創始者となります。
 そう、今日でも名だたる俳優やミュージシャンを虜にしている、あのサイエントロジーです。

 それをぼろかすに書いている彼が、やっぱり好きです(笑)。

 DU BOOKS より、間もなく刊行されます。
 是非、お読み下さい!

<あいおいニッセイ同和損保とフクシマレコーズのコラボ企画「TOUGH Music」>

あいおいニッセイ同和損保のニュースリリースが出ました。
以下をご参照ください。

www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/news_dtl.aspx?news_id=2013040900162&cate_id=02

www.aioinissaydowa.co.jp/csr/future/

「TOUGH」アプリでの配信はどうなるか、まだ未定です。
何か動きがあれば、ご報告致します。

タフミュージックの「AGAIN」「声に出してTOUGH ver.」のPVが出来ました。

前者はサックスの宮里陽太の曲を、山下達郎バンドで演奏したインスト・ナンバーです。
後者は、フクシマレコーズのセカンド「声に出して」に、新たな歌詞とコーラスを入れ直したバージョンです。
テスト的にフクシマレコーズのyoutubeチャンネルにあげています。
なかなかいい感じだと思いますので、皆さん、ぜひチェックのほどお願いします!!

www.youtube.com/watch?v=TGpxzb7hxSA&feature=share&list=UUKwKiA_8Dtru5GUpZTXJlGg

www.youtube.com/watch?v=RkXrO1-znqw&feature=share&list=UUKwKiA_8Dtru5GUpZTXJlGg

<ヌーヴォのライブは、雨に祟られましたが……>

 大変楽しいライブになりました。
 このバンド、ようやく肩の力が抜けて来たというか、しばらくやってなくても、ちゃんとバンドの音が鳴るようになって来ました。
 間もなく配信予定の高橋竜君の新曲をはじめ、新旧取り混ぜて演奏しました。
 お足許の悪い中、お越し下さった皆様、ありがとうございました。 

<小川文明、逝去>

 今日、ヌーヴォのリハ後に、高橋竜君からメンバー全員に知らされました。

 数年の闘病の後とはいえ、残念です。

 一昨日、見舞いに行ったレッド・ウォーリアーズの小川清司君から電話をもらったばかりでした。
 足がやせ細ってしまったものの、とても元気で、「リハビリしなきゃ」と意欲的だったそうです。

 実は、なかなか見舞いに行く勇気が出なくて、ぐずぐずしていていて、最後に会ったのが、シンコー・ミュージック「THE DIG」別冊のジョン・ロード追悼特集の鼎談(元筋肉少女帯の三柴理と)になってしまいました。
 今となっては悔やまれてなりません。

 思えば80年代の後半に、大阪の森ノ宮のホールでブラックペイジと対バンして、小川君や菅沼孝三と知り合ったのでした。

 今、ヌーヴォを一緒にやっている竜君とも、スージー・クリーム・チーズを見に行って知り合ったのです。

 家に遊びに行って酔っ払って連弾したり、服部克久先生のイベントでアナログ・シンセの連弾をしたり、楽しい思い出ばかりです。

 僕も悲しいですが、陣内大蔵もローリーもさぞ悲しんでいることでしょう。

 ご冥福をお祈り致します。

<SOW、下北沢にて楽日!>

 心配した雨にも降られず楽屋でほっと胸を撫で下ろしていたら、何と18時過ぎに脱線事故で小田急が止まってしまった、というニュースが飛び込んで来ました。

 しかし、開演予定時刻にはもうお客さんが一杯で、10分程遅らせましたがスタート。

 このメンバーで今回初演する曲も会ったのですが、さすがにツアー後だけに、松本慎二もそうる透も絶好調で、皆さんにもリラックスして訊いて頂けたのではないかと思います。

 大変演奏しやすい小屋(はこ)で、とても楽しく演奏出来ました!

<ロバート・ガルブレイス「カッコウの呼び声」は大傑作でした!>

 「ハリー・ポッター」のローリングが、うるさ型が多いミステリ・ファンを意識したのか、別名で秘かに出版していたミステリのブルーフが講談社から送られて来ました。
 しかし結局、関係者の妻から作者の正体情報が漏れたようです(笑)。
 で、一挙に売り上げは5千倍に増えたとか。

 今月末に上下二巻で刊行予定のこの作品は、700ページを越える分厚さでしたが、いやあ、これが大変素晴らしい作品で、一気に読了しました。
 ローリングは、ミステリを書いても一流でした。

 主人公の造形の見事さ、魅力に溢れた舞台と個性的な登場人物たち。
 そして何よりも驚いたのは、ありがちな現代的な意匠に満ちたただのハードボイルドかと思いきや、最後にしっかりと謎解きがあって、巧みに作中に張り巡らされた数々の伏線に気付かされ、まさに目から鱗の読後感を味わうことが出来ました。

 間違いなく、口うるさいミステリ読者も、この作品は絶賛することでしょう。
 早くもシリーズ第二作が上梓されたそうで、翻訳されるのが今から楽しみです。

<SOWツアー>

 仙台、久し振りの博多、大阪、名古屋と行って参りました。

 knave には、FM802からお花を頂きました。

ライブ開始前の、使用前(笑)のメンバー。

ライブ中の模様です。

<SOWツアー、始まりました!>

 まずは生憎の雨でしたが、仙台enn 2nd からスタート。
 メンバーの日程がなかなか合わず、梅雨時の、しかも平日だらけのツアーになってしまいましたことをお詫び致します。

 良い感じで始まったのですが、2曲目でいきなり、ストリングスや Pad 系で活躍している KORG の古い名器、ラムダの低い A の音が鳴りっ放しになる、というアクシデントに見舞われました。
 最近のデジタル電子楽器と違って、電源を切っても症状は回復せず、ラムダを使わずにどう乗り切るか、考えながらの進行となりました。

 途中、プログラマーの林秀幸が効果音などに使っていた MIDI のミニ鍵盤をラムダの鍵盤の上にガムテープで固定し、ラックに収納されていた古い音源モジュールに繋いで音を作りながら演奏しました。

 幸い、温かく見守って下さったお客様や、ステージ上で林と相談している僕の代わりに MC をやってくれたメンバーのお陰で、何とか最後まで漕ぎ着けました。感謝! 

<最新読書日記>

 翻訳家の白石朗さんから、1000ページを越える上下二巻の大作、ジョー・ヒル「NOS4A2」を頂きましたので、早速一気読みしました。

 ”両親に愛されなかった子供”、”本当のことを言っているのに、統合失調症かアルコール依存症による幻覚症状だと誤解されるヒロイン”、といった、今やアメリカン・スタンダードになった人物設定にもかかわらず、さらに言うと、あまりにもスムーズに読めてしまうために、まるで映画化された小説のノヴェライズを読んでいるような気分に何度も襲われるのに(笑)”大傑作”、という許し難い作品(←これ、決してディスりではなく、最大級の褒め言葉です、念のため)! 

 読んでいると、随所に父スティーブン・キングの DNA を感じますが、それは息子ヒルの作品にプラスになっている、と思います。

 続けて、「ハリー・ポッター」の作者 J.K.ローリングがロバート・ガルブレイス名義で発表したミステリ「カッコウの呼び声」の分厚いブルーフ(見本刷り)が講談社から送られて来ました。
 敢えてファンタシーで成功した名前を使わずに、ミステリ界に殴り込みをかけたかったようなのですが、関係者がローリングの別名である事を漏らしてしまい、本人はいたくお怒りとか。

 そのくらいの意気込みですから、こちらも楽しみ。
 忙しいですが、時間を見つけて読んでみたいです。

 6月下旬には上下二巻で出版されるそうなので、お楽しみに!

<土岐英史6、関西ツアー、楽しかったです!>

 ”ミッキー吉野さんのトラ”という、大変責任の重い関西ツアーでしたが、土岐さんのソウルと歌心満載のサックスもさることながら、初顔合わせのお二人も含め、素晴らしいメンバーの皆さんの驚愕の超絶アンサンブルのお陰で、大変な盛り上がりようでした。

 最近、A.P.J. でのツアーをやっていなかったので実に久々の大阪ミスター・ケリーズ、お馴染みの京都 RAG、そして神戸の湊川公園の野外という三本でした。
 どれも楽しめたのですが、最終日の湊川商店街の楽しさは特筆ものでした。
 僕の故郷の巣鴨や、浅草のディープさを髣髴させる(いや、もっと強烈かも、笑)おっちゃんおばはんの町で、親しみが湧きました。

 あちこちで語ったり書いたりしたので、ご存知の方も多いとは思いますが、僕は中高生の頃、ミッキーさんが在籍されていたゴールデン・カップスの追っかけをやってまして、御苑スタジオでのリハなども見せて頂いていました。
 レッド・ツェッペリンやザ・バンド、ディープ・パープルやジェスロ・タルなど、最新の洋楽カヴァーの演奏も魅力でした。
 そして、15歳でデビューされたミッキーさんは、僕のたった二歳先輩なのに、その頃既にもう風格がありました。

 今回の件では、ミッキーさんからご丁寧にお電話まで頂き、大変恐縮しながらのトラでした(笑)。      

<ExhiVision ツアー、終了!>

 日帰りの三島から始まり、名古屋、大阪、京都、東京と回りましたが、久々ということもあってか、各地で大変盛り上がり(特に名古屋と東京は特筆もの!)、我々と致しましては、演者冥利に尽きるものがございました。

 僕が書いたバロック第二弾(笑)「Hokey Pokey Baroquey」も、お陰様で好評でした。

 また、会場内でグッズとして販売致しましたライブDVDの売れ行きも好調でした。
 ありがとうございました。

 無理かもしれませんが(笑)、「秋にもう一度ライブをやりたいね」と話し合っております。
 スケジュール調整をして、今後に臨みたいと思っております。
 あまり過剰な期待をなさらず、気長にお待ち下さいませ! 

 大原まり子 SENSE OF WONDER「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」
 Sense Of Wonder 唯一の未CD化作品が遂に初CD化されました!

 Sense Of Wonderの歴史の中で唯一CD化されていなかったイメージ・アルバム「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」(オリジナルリリース:1985年)が、ついに初CD化されました。
 原作の大原まり子も3曲で作曲とキーボードを担当しています。
 今回のCD化に当たっては、僕が立ち会ってリマスタリングも行います。

 これは当時、新進SF作家として人気急上昇中だった大原まり子の作品をイメージして制作されたアルバムで、Sense of wonder としては「真幻魔大戦」がリリースされた翌年の作品です。
 この頃はイメージ・アルバムの制作が盛んに行われていました。先般初CD化された新井素子の作品をイメージした「グリーン・レクイエム」や、前述の平井和正「真幻魔大戦」なども同じ系列のアルバムです。

 SOUND NOVEL SERIESの 他にはイギリスの作家ギャビン・ライアル「深夜プラス1」、栗本薫「魔境遊撃隊」などがある。

原作:大原まり子
演奏:センス・オブ・ワンダー
音楽プロディース:難波弘之

オリジナル CANYON C25G-0406 1985/12/15
初CD化。2013年最新リマスタリング音源。

■メンバー
Key&Synthe:難波弘之
Synthe:大原まり子
E-Bass:小室和之
Drums:鈴木徹
E-Guitar:瀬川詠一
E-Bass:川野謙一

CD(紙ジャケット仕様・限定生産)

大原まり子
作家。80年「一人で歩いていった猫」が第6回ハヤカワSFコンテストに佳作入選、デビュー。91年、『ハイブリッド・チャイルド』で第22回星雲賞日本長編部門受賞。94年『戦争を演じた神々たち』で第15回日本SF大賞受賞。 原作を担当したラジオドラマ『サイコサウンドマシン』は97年度、第35回ギャラクシー奨励賞受賞。98年「インデペンデンス・デイ・イン・オオサカ(愛はなくとも資本主義)」で第29回星雲賞日本短編部門受賞。99年、短編集『みつめる女』は、「ダ・ヴィンチ」誌で、1999 Book of the Year恋愛小説部門23位。『吸血鬼エフェメラ』『タイム・リーパー』など著作多数。他にスーパーファミコンゲーム『ガイア幻想紀』(エニックス)の脚本や、岡崎京子との共作『マジック・ポイント』(祥伝社)も。
98年4月-02年3月、「朝日新聞」(朝日新聞社)夕刊で、SFファンタジーの書評担当。
97-99年、日本SF大賞審査員。99-01年、日本SF新人賞審査員。97-05年、SKIPクリエイティブ・ヒューマン大賞(埼玉県主催)審査員。
99年9月-01年9月、日本SF作家クラブ会長。日本SF作家クラブホームページへ。02-03年、読売新聞読書委員会委員。
04年より、スカイパーフェックTV「カートゥン・ネットワーク」に関する番組審議会委員。社団法人 日本文芸家協会会員。日本SF作家クラブ会員。
(メーカーインフォより)

<KORGのHPに、東京音大生のインタビューが掲載されています>

www.korg.co.jp

KRONOSを授業に取り入れている東京音楽大学「映画・放送音楽コース」の難波弘之教授と学生のみなさんへのインタビューを掲載しました。 (2012年12月27日)

<Sense Of Wonder ライブDVD発売!>

2010年12月のESP学園ホールでの演奏がDVDになり、豪華写真集付きで発売されました。
 この写真集、我ながらかっこ良いです(笑)。

www.webworks-jp.com/NAMBA/

 「高えなあ!」と事務所に文句を言ったら、撮影と編集とパッケージに費用がかかってしまったので、このくらいの値段でないと厳しいらしく、「決してぼったくりではない」と申しております。
 でもねえ(笑)……

 まあ、そんなに数多く売れるものではない(笑)と思いますので、ひとつご勘弁を!

<THE HITS!? のプロモーション映像公開!>

 ヴィレッジ・バンガードなどのお店から、「店頭展開するのに是非映像が欲しい!」というありがたいリクエストを頂き、遂に映像を公開しました!
 ライブをご期待下さい!

www.youtube.com/watch?v=9zVJLcpNMJk

<ジャパニーズ・プログレッシヴ・ロック・フェス2014、大盛況でした!>

 大掛かりなステージ・セットを組むバンドばかりで、バンドの転換がスムーズに行くかどうか心配だったのですが、それは杞憂に過ぎませんでした。
 ドラムやキーボード用の山台をいくつも用意して、パズルのような転換を、さしたる遅れもなくこなされたチッタや各バンドのスタッフのチーム力には脱帽です。

 出演バンドが多く、逆リハ(トリのバンドから最初のバンドに向かって、逆に進めるリハーサル。そうすることによって、最初のバンドのリハが開場直前になり、そのまま開始出来るため、セット・チェンジの時間が節約出来る)だったため、トリに近いバンドほど入り時間が早い(笑)ということになり、ノヴェラは朝9時半、SENSE OF WONDER は10時半入りでした。

 午前中にリハを終え、後は夜の出番までひたすら待つだけでしたが、ロックフェスやジャズ・フュージョンのフェスと違い、対バンが難しいプログレ系は、そもそもこんなに沢山のバンドが集うフェスがあまりないため、楽屋は同窓会状態で、なかなか楽しかったです。

 スタッフの働きもあって、ほぼ予定通り開演。
 各バンド熱演を繰り広げました。
 楽屋のモニターや舞台の袖などで他のバンドの演奏を楽しめたので、そんなに長丁場という気がしませんでした。

 当日のMCでも触れましたが、僕はどのバンドの方とも共演した経験があることに気付きました。
 もうプログレの奇行師(笑)ではなく、プログレ界のタモリさんですね。

 新月にはアンジーさんや上野洋子さんが参加していたり、バーニー日下部がノヴェラ2014に参加していたり、色々面白かったです。

 何と鈴木慶一さんがご来場、僕がご紹介すると、気さくに若手バンド(うん? そんなに若手はいないか、笑)と話して下さいました。

 なかなか楽しい良いイベントでした。   

<僕が書いた CM が 2 本、オンエアされます>

◉ au 損保の保険ブランド「あうて」

 au損保の保険ブランド「あうて」のサウンドロゴ、およびイメージサウンド(「風を感じて」というタイトル)を使用したテレビCMが約1ヶ月流れます。スキャットは坂本美雨さんです。

2月22日〜全国ロケバージョン編
3月7日〜親子で自転車練習編

15”のスポットCMなのでどの時間帯に流れるかは今の所未定です。
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ホームページ上における「あうて」ブランディングムービーでも、このイメージソングが使用されています。
www.au-sonpo.co.jp/pc/

◉ マツモトキヨシ

 消費税が 5 % から 8 % に上がる前に「お早めにどうぞ」というシャレの15秒 CM ですが、相当インパクトのある映像(たぶん、皆さんに大受けするネタだと思いますよ)に、ミスター・シリウスやページェントのヴォーカルをつとめた大木理紗さんのソプラノの美声が響き渡ります。
 この CM は、自ら古楽器プログレ・バンド Margaret Maggie (CD「TOWER』なかなか良いですよ!)のメンバーでもある太陽企画の山本真也監督を始め、電通の制作スタッフの方々もプログレ・マニアだらけで、だからこそ実現した(笑)夢の CM です!!

どうぞ皆様、お楽しみに!

<久々に SF アニメの音楽を書きました!>

 2000年に SF ファンが選ぶ星雲賞メディア部門に輝き、世界的にヒットした『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎が総監督を務め、2014年1月からテレビ放送予定のアニメ『スペース☆ダンディ』の音楽を2曲ほど書きました!

 演奏は SENSE OF WONDER と、名ギタリスト芳野藤丸です。

 音楽マニアの渡辺監督、今回は岡村靖幸を主題歌に起用し、音楽も複数のアーティストに発注しているとか。
 監督は、僕の「真幻魔大戦」の音楽が気に入っていらっしゃるらしく、今回はそれを意識した大作を書きました。

 アニメの音楽は作曲家にお任せ、というケースが多いのですが、何と、渡辺監督自らビクターのスタジオにいらっしゃいました!

 このアニメ、監督は『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』の演出を務めた夏目真悟、脚本は佐藤大、うえのきみこ、信本敬子。キャラクターデザインは『STAR DRIVER 輝きのタクト』の伊藤嘉之。宇宙船デザインはロマン・トマと、実力と才能に定評ある面々が並び、ディープな SF ネタと、トホホなギャグ満載の SF アニメになるそうです。

 制作は、映画『カウボーイビバップ 天国の扉』で渡辺信一郎とタッグを組んだ BONES。
 すでに8月8日から10日まで、米国ボルチモア市で開催された大型アニメイベントのオタコン2013でも紹介され、今後もグローバルな展開が期待されます。

<青山純追悼特集>

 「ドラムマガジン」3月号、追悼特集 青山純 に一文を寄せました。

 <三日間連続ライブご報告>

 初日の2月8日(土)、ギターマンの日は、何と東京に大雪警報が出されました。
 「夕方から雨になる」と言われていたので甘く見ていたら、リハが進んで開場時間になってもしっかり降り続けているではありませんか!
 お客様がいらっしゃれるかどうか心配だったのですが、客席は8割方埋まり、ひと安心。

 曲目が多過ぎて、一部と二部では曲目を3曲ほど入れ替えました。

 第一部ではのっけから織田哲郎にトラブル続出。
 まず、エフェクターがバグって音が出なくなる。
 次に、織田君が「棒がない!」と叫んで、ステージ上を探し始める。
 ちなみに、棒というのは、ギターに取り付けられたアームのことです。
 そして、曲続きだった「移民の歌」から「All The Young Dude」に移るところで、織田君がイントロを弾き忘れて演奏を止め、やり直し。
 極め付きは、ラストの曲で織田君が思い切りジャンプしたとき、履いていた皮のパンツのお尻の部分が裂ける、というオチで終わりました。

 しかし、ゲストのうじきつよしを含め、北島健二とのツイン・ギターは後ろで弾いていても楽しく、初の「Smoke On The Water」をやらないギターマンでしたが、大変楽しいライブでした。

 第二部の前にマネジャーさんが繕ったのですが、二部の最後で皮パンは完全に裂けたのでした!

 翌日の日曜日はお馴染みの荻窪ルースターで、ピアノ・トリオ A.P.J. のライブでした。
 久し振りの曲を多くやったので気が抜けませんでしたが、マスターのイリュージョン新作披露(笑)もあり、なごやかな雰囲気でした。
 次回のライブも早くも決まりました。
 久々の土曜日、4月12日です!
 皆さん、ぜしおいで下さい。

 なお、お伝えしていた4枚目のアルバムのレコーディングは、春から初夏にずれ込みそうです。
 いましばらくお待ち下さい。

 最終日は飛び石連休にはさまれた平日の月曜日。
 これが最大の難関。
 永井敏巳と、久し振りの榎本吉高とのトリオのセッションです。
 名前はセッションですが、プログレのカヴァーや、お互いのオリジナルなど、セッションでやるにはあまりにも困難な曲ばかりでした(笑)。
 しかも、ギターもなしのキーボード・トリオ!
 かなり緊張しましたが、何とか無事終了しました。

 寒い中おいで頂きました皆様、ありがとうございました!!

<月刊「beatleg」3月号に、インタビューが掲載されました>

 特集 ビートルズ vs ブートレグ(笑)ですが、何故か、「ロック生き証人に訊く」に、僕と土屋昌巳と春日博文の三人がインタビューされており、次号にも続く予定です。
 自分ではそんなに年寄りじゃないつもりなんですが、タイトルに軽く傷つきました(笑)。

<近況です>

 あっという間に2月ですね。
 昨年が忙し過ぎたせいか、1月はゆっくり静養させて頂きました。
 映画と読書、音楽三昧でした。
 たまには燃料を補給しないとね。
  とは言っても、野獣王国、キドキラカタンレイリナンバ、佐々木組長もとい久美ちゃん主催の「ブルース、あれ?」など、濃いライブもありましたが(笑)。

 2月も、三日間連チャンの濃いライブがあります。

 まずは、8日(土)は東京キネマ倶楽部で、ギターマン一日二回公演(入れ替え制)があります。
 織田哲郎と北島健二とは、それこそ WHY のレコーディングやライブを手伝って以来の、長〜いお付き合いです。僕の 1st アルバム「センス・オブ・ワンダー」にも、「虎よ! 虎よ!」で参加してくれています。
 当日は、ロックの”あんな名曲”や”こんな名曲”もやりますが、織田哲郎をゲストに迎えた20年前の SENSE OF WONDER のライブ以来、実に久々に「虎よ! 虎よ!」も演奏します。

 そして、翌9日(日)は、今年初めてのピアノ・トリオ A.P.J. のライブを、お馴染み荻窪のルースターで行います。

 さらに、その翌日10日(月)は、横浜のヘイジョーで、永井敏巳セッション。ドラムの榎本君とトリオで、プログレのカヴァーや、それぞれのオリジナルなども演奏します。

 皆さん、ぜひおいで下さい!!      

<佐久間正英氏の逝去を悼む>

 昨年から闘病中だった佐久間正英氏が亡くなりました。

 バックスバニー時代から、彼が在籍していた四人囃子とはよく対バンをし、僕がソロになってからも、特に81〜4年頃はよく一緒に仕事をしました。

 数年前、僕の紙ジャケリマスターのリリースに際し、メーカーから新たなボーナス・トラックを要求された時に、その頃ピットインのライブで、彼と村上ポンタと三人でやった即興演奏をカセットから起こして収録しました。
 その時に、彼に「Early Times」というタイトルを付けてもらったメールが最後のやり取りになってしまいました。

 今でも、一緒に演奏している時の、あのちょっとはにかんだような、でもシニカルな表情が浮かびます。

 謹んでご冥福をお祈り致します。  

<新年のご挨拶>

 明けましておめでとうございます。

 昨年は、とうとう還暦を迎えてしまいましたが、これと言って別に何も変わりませんでした(笑)。
 お陰様で因果と体も丈夫なので、今年も様々な演奏活動を展開して行きたいと思っております。

 それにしても、これまで一度も音楽で売れたことがない(笑)にも拘らず、この歳まで毎年毎年、こうして皆さんにご報告出来る新たな仕事がある、ということは、誠に嬉しく、ありがたいことだ、と感じております。

 昨年も色々ありました。

 まず、もちろん27年ぶりのソロ・アルバム発売。
 そして名古屋、大阪、東京での SENSE OF WONDER のライブ。

 フクシマレコーズ第五弾「OTO LOVE」のリリース。

 「ラジエーション・ミサ」や「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」の再発。

 ギターマンのライブへの参加。

 山下達郎コンサート・ツアーへの参加。

 まずは10日の野獣王国のライブが仕事始めです。

 今年もどうぞよろしくご贔屓のほどをお願い申し上げます!